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地域密着型金融の取組状況について(平成20〜21年度)

平成22年5月14日

各 位    

地域密着型金融の取組状況について(平成20〜21年度)
( 平成20年4月 〜 平成22年3月 )


  株式会社静岡中央銀行(社長 奥田 一)では、経営理念である「堅実で健全な経営」のもと、第7次中期経営計画「パワーアップV」(平成20年4月〜平成22年3月)において、基本方針の柱である「お客様中心主義」に徹し、お客様目線で、地域の皆様やお取引先に対しニーズに合った金融商品・サービスの提供と迅速な対応に努め、「お客様・地域社会に信頼されるいきいき輝く銀行」を目指して取組んでまいりました。
 地域密着型金融の推進については、第7次中期経営計画の「お客様・地域社会に信頼されるいきいき輝く銀行」を目指した取組みこそが、地域密着型金融の推進であるという考えのもと、中期経営計画の基本戦略の6つの柱の一つに織り込み、平成20年度〜平成21年度(2年間)の計画を策定し、経営の重要課題として全行あげて取組んでまいりました。
  平成20年度〜21年度(平成20年4月〜平成22年3月)の取組状況について、その概要をご案内いたします。

1.
平成20年4月〜平成22年3月の全体的な取組状況及びそれに対する評価
 当該期間の「地域密着型金融」の取組状況につきましては、「お客様中心主義」の姿勢で、地域の皆様やお取引先のニーズに対してお客様目線でお応えすることに努めた結果、ほぼ全ての施策が着実に進捗しました。特に従来から注力している事業再生につきましては引続き着実な成果をあげることができた他、地域利用者の利便性向上及び顧客保護に対する行内体制の充実が図られ、目標とする計数面においても相応の成果を収めることができました。
  今後につきましても、地域金融機関として、地域密着型金融を継続して推進してまいります。
2. 平成20年4月〜平成22年3月中の主な取組み実績
 経営相談・支援機能の強化においては、「融資経営相談室と支店の共同取組先」20先のうち16先に対して、静岡県中小企業再生支援協議会及び外部コンサルタントや税理士等を紹介する等、外部機関を積極的に活用して再生計画策定等の支援をした結果、平成21年度は2社に対して外部機関と連携し再生計画策定を完了、当該期間(平成20年4月〜平成22年3月、以下同じ)では3社の再生計画策定が完了いたしました。
  また、平成20年度には静岡中小企業ファンド“スクラム”の活用を1社実施したほか、同じく平成20年度には、再生ファンド活用先のうち1社(伊豆の温泉旅館)の再生計画完了(リファイナンス)を実施しました(当行2例目)。
 取引先企業の経営改善支援については、平成21年度は52社のうち1社の債務者区分がランクアップし、当該期間においては、68社のうち8社の債務者区分がランクアップいたしました。
 輸出企業の大幅減産や雇用問題など急激な景気の悪化に対応し、地域金融機関の最大の使命である中小・零細企業への資金繰り支援を積極的に実施いたしました。
中小・零細企業の安定的な資金調達手段の柱として、保証協会付融資を積極的に推進し、平成22年3月末の残高は986億円となり、平成20年3月末比232億円(30.7%)増加いたしました。
  特に平成20年10月以降取扱を開始した緊急保証を含むセーフティーネット保証5号関連については、中小・零細企業への資金繰り支援のため、迅速且つ積極的に取組み、平成21年度の取組実績は659件110億円、当該期間では1,357件265億円となりました。
 平成21年9月に、神奈川県の機械部品製造業者に対し、信用保証協会「中小企業承継事業再生関連保証」を全国で初めて取組みました。本制度を活用し、円滑な事業承継を行ったことによって、高い技術力を持つ企業の事業継続および従業員の雇用確保という形での地域貢献ができました。
 「目利き機能」の発揮できる人材の育成については、平成21年1月に「融資研修制度」を発足させ、平成22年3月までに累計10名の研修生の受入れを実施しました。この他に、各種レベルアップ研修や、外部資格取得支援のための土曜セミナーを開催し人材の育成に注力した結果、数値目標に掲げたFP技能士取得者は、平成21年度は新たに88名が取得し、当該期間では145名の取得となり、平成22年3月末の資格取得者は430名となりました。
 お客様の相談ニーズが高い相続やご高齢のお客様の取引に関して、法務面を踏まえた適切且つ迅速な取組みを実施した結果、法務相談(相続・高齢者取引等)は平成21年度は715件、当該期間では1,440件を受けた他、営業店への出張講座は平成21年度は11回(当該期間では27回)実施し、お客様セミナーは平成21年度は14回(当該期間では21回)、弁護士や司法書士等を対象にした講演は平成21年度は10回(当該期間では13回)実施いたしました。
 平成19年12月に新規開設したサントムーン柿田川出張所(CSショップ)では、相続セミナーや資産運用相談会をはじめ、静岡ガスとのイベントコラボ(料理教室と“お金の話あれこれ”)を実施するなど金融知識の普及をはじめ、お客様のニーズにお応えし、ご好評いただきました。
  平成21年度中のお客様セミナーは、サントムーン柿田川出張所(CSショップ)の他全エリアにて18回(当該期間では34回)実施し、資産運用相談会は94回(当該期間では211回)実施いたしました。
 お客様のニーズに合った商品・サービスの提供では、平成21年度においては「ハイタッチ定期預金」「営業車両活用ローン」の発売や「教育ローン」の改定、焼津支店のリニューアル、インターネットバンキングの機能改善等、お客様の目線に立った利便性向上等に取組みました。
  また、お客様のニーズを収集し、迅速にお応えする制度としてCSホットラインを創設し、平成21年度は81件のニーズに対して支店本部一体となってお応えしました(当該期間では183件)。
 金融犯罪防止の取組みとして、偽造、盗難キャッシュカード等の預金の不正利用による被害拡大を抑止し、お客様の大切な資産をお守りするための対策として、平成20年度は類推されやすい暗証番号を使用している預金残高10万円以上お客様へ対象範囲を拡大し、事前にダイレクトメール等にて変更のご依頼を複数回に亘りお願いした上での類推されやすい暗証番号の利用停止を実施、平成22年3月末での類推されやすい暗証番号を使用している口座数は実施前の平成19年3月末と比べ半減いたしました。
 エリア別地域貢献として、平成20年度に焼津支店にて実施した地元商店街と連携した「お買い物券付定期預金」への取組みについて、平成21年度は三島地区、沼津地区において同様の「お買い物券付定期預金」を実施、更に焼津地区第2弾、沼津地区第2弾および神奈川県秦野市渋沢地区での「お買い物券付定期預金」の企画を実施いたしました。
項目毎の取組状況の詳細につきましては、【別添】資料をご覧ください。
2.
平成20年度〜21年度の重点施策及び具体的取組計画

別添130KB
3.
重点施策、項目毎の取組状況(平成21年4月〜平成22年3月)/ 経営改善支援等の取組実績 / 数値目標の進捗状況 ( 平成20年4月〜平成22年3月 )

別添330KB

以 上

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