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当該期間の「地域密着型金融」の取組状況につきましては、「お客様中心主義」に基づくCSの徹底を図り、地域の皆様やお取引先のニーズに対してお客様目線でお応えすることに努めた結果、ほぼ全ての施策が着実に進捗しました。特に従来から注力している事業再生につきましては引続き着実な成果をあげることができた他、地域利用者の利便性向上及び顧客保護に対する行内体制の充実が図られ、目標とする計数面においても相応の成果を収めることができました。
【主な取組成果】 |
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事業再生支援では、平成18年5月から再生支援に取組んだ伊豆の温泉旅館の再生が完了し、平成21年3月にリファイナンスを実施いたしました。
本件は、中小企業基盤整備機構が出資する再生ファンドを活用した再生計画完了事例として、当行で取組んだ平成19年3月の全国初の再生事例に次ぐ当行2例目の再生完了事例となったものであり、静岡県中小企業再生支援協議会及び静岡中小企業ファンドとの連携による迅速な対応により、企業価値の毀損を最小限に留め、地元取引や雇用の大きい温泉旅館の再生完了を通じた地域貢献ができました。
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経営相談・支援機能の強化においては、外部コンサルタントや税理士等を積極的に活用して再生計画の策定等の支援を推進した他、取引先企業の経営改善支援では41社中7社(17%)の債務者区分がランクアップいたしました。 |
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静岡県中小企業再生支援協議会と連携し1社の再生計画を策定、静岡中小企業支援ファンド“スクラム”の活用を1社実施いたしました。 |
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輸出企業の大幅減産や雇用問題など急激な景気の悪化に対応し、地域金融機関の最大の使命である中小・零細企業への資金繰り支援を積極的に実施いたしました。
中小・零細企業の安定的な資金調達手段の柱として、保証協会付融資を積極的に推進し、平成21年3月末の残高は899億円となり、前年比145億円(19.2%)増加いたしました。
特に平成20年10月以降取扱を開始した緊急保証を含むセーフティネット保証5号関連については、中小・零細企業への資金繰り支援のため、迅速且つ積極的に取組み、平成21年3月末迄の取組実績は960件224億円となり、うち緊急保証は 698件155億円となりました。
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「目利き機能」の発揮できる人材の育成については、「融資部研修制度」をスタートさせた他、各種レベルアップ研修や、外部資格取得支援のための土曜セミナーを開催し人材の育成に注力いたしました。数値目標に掲げたFP技能士は、57名が新たに資格取得し、平成21年3月末の資格取得者は357名となりました。 |
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お客様の相談ニーズが高い相続やご高齢のお客様の取引に関して、法務面を踏まえた適切且つ迅速な取組みを、顧客サービスと顧客保護の一環として更なる充実を図ることができました。平成20年度は725件の法務相談(相続・高齢者取引等)を受けた他、「相続手続きのポイント」を発刊、営業店への出張講座を16回実施、お客様向けセミナーを7回、弁護士や司法書士を対象にした講演を3回実施いたしました。
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平成19年12月に新規開設したサントムーン柿田川出張所(CSショップ)では、相続セミナーや資産運用相談会をはじめ、静岡ガスとのイベントコラボ(料理教室と“お金の話あれこれ”)を実施するなど金融知識の普及をはじめ、お客様のニーズにお応えし、ご好評いただきました。
平成20年度中のお客様セミナーは、サントムーン柿田川出張所(CSショップ)の他全店16回実施し、資産運用相談会は117回実施いたしました。
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顧客ニーズに合った商品・サービスの提供では、「バリュー定期V」、「セカンドハウスローン」の発売や、香川支店・小田原支店のリニューアル、インターネットバンキングの機能改善等、お客様の目線立った利便性向上等に取組みました。
また、CSホットラインを創設し、お客様のニーズを収集し、迅速にお応えする制度を構築いたしました。
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金融犯罪防止の取組みとして、類推されやすい暗証番号を使用しているお客様に対し、対象範囲を預金残高30万円以上から10万円以上のお客様に拡大し、類推されやすい暗証番号の利用停止を実施いたしました。
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エリア別社会貢献については、遠州エリア限定「地域応援定期(ピース)」の発売や、焼津地元商店街と連携した「お買い物券」付定期預金の企画を実施いたしました。
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項目毎の取組状況の詳細につきましては、【別添】資料をご覧ください。 |