講評
どこから眺めても美しい「世界文化遺産の霊峰富士山」。荒々しい宝永火口を画面正面に配した構図は実にダイナミックです。うっすらと雪をかぶった山頂、裾野の紅葉が火口まで赤く染め、美しさを増しています。
気象条件をもとに撮影に至るまで足繁く何回も通ったことでしょう。
講評
朝焼けに染まる富士山。田園に映し出された逆さ富士。緑と赤の対比がロマンティックで、優しさを醸し出しています。
天候に左右され、この時期にしか撮れない富士山と田園の風景を、数少ないチャンスで見事に捉えています。日本情緒溢れる作品に仕上がっています。
講評
清々しい朝日の光芒が富士の方から輝いています。逆光なのに桜の花が黒くならず、露出も的確です。額縁構図は定番ですが、実に綺麗な作品です。
ワクワクしながら朝日を待ち続けたことでしょう。早起きした成果が出ています。
講評
山頂にたなびく笠雲、萌黄色に染まる新芽の茶畑。日本情緒溢れる光景を見事に表現しています。
笠雲の少し上で空をカットし、茶畑をもう少し取り入れたら構図がもっと安定するのではないでしょうか。
講評
彩り豊かでまさに春景色の富士山。落ち着いた綺麗な作品に仕上がっています。中央にたなびく雲、そこから頭を出す富士山。間近でみたらもっと綺麗でしょうね。ぜひ訪れて見たくなる光景です。
講評
あたり一面の銀世界。中央に青く光る氷ケ池、雲海の後方に真っ白く雪をまとった霊峰富士山。厳冬期に眺められる別世界。目新しいアングルで、霧氷が印象的です。
講評
駿河湾を挟んで波寄せる三保の松原から望む秋富士。波のシャッタースピード、タイミングが的確で躍動感が表現されています。雪をかぶった富士山、大波と青い空、海のコントラストが生きています。
講評
ピンクのコスモス、青く澄んだ空、彼方に富士山。カラフルで清々しい秋を感じさせる作品です。変化をつけにくい構図ですが、うまくまとめています。
もう少しスローシャッターで秋桜をブラしたら、より秋風が感じられるでしょう。
講評
のどかで実に美しい写真です。もう少し淡い感じに仕上げたら日本の原風景がより印象的に表現されるでしょう。
ノスタルジーに浸りながら、のんびりと訪れてみたくなる作品です。
講評
春めいた季節。まだ雪に覆われた霊峰富士山。青い空には覆い被さるように新緑のモミジ、手前には茶摘み間近のお茶畑。清々しさが表現されています。
いつ観ても飽きの来ない日本を代表する景色ですね。
講評
新緑の頃、緑溢れる山々にモクモクと湧き上がる雲海。後方には霊峰富士山がそびえる。
スケールの大きさが感じられ、穏やかな作品に仕上がっています。
講評
黄金色に輝く富士山と雲海。湖面に映るシンメトリーの逆さ富士が、無風状態の鏡面にくっきりと浮かび上がる。
天地逆さまにしても解らない。縦位置で見せても面白い写真になるでしょう。
主催/静岡中央銀行 協力/静岡新聞社・静岡放送