講評(宮井氏)
撮影では天候にも恵まれて、青空を背景に富士山もくっきりと浮かび上がりました。前景のツツジから中景の水辺、遠景の富士山までの画面の構成、特に花と背景のバランスのとりかたは秀逸です。斜めの光に照らされての立体感の表現もうまくいったようです。春の富士山として、素晴らしい画面に仕上がりました。
講評(宮井氏)
富士山の須走や太郎坊の新5合目付近は、高山植物の宝庫です。画面の野草も黒い砂れきとのコントラストが印象的です。フジアザミの花とともに素晴らしい夏富士風景が撮れました。
講評(宮井氏)
田植えが終わったばかりの、水田への写りこみが見事です。前景はきちっと田の畦道を入れたことで画面の遠近感がきちっと出ました。田の水面への空の白っぽい反射光はPL(偏光)フィルターで処理されると良いでしょう。
講評(宮井氏)
前景の赤いツツジが印象的です。駿河湾をはさんでの晴天下の富士山も印象的です。画面としてはこれでもいいのですが、赤いツツジと中間の山並みと、青空と富士山の比率のとりかたを画面の1:1:1から前景の赤いツツジの量を少し増やしてみると、花風景としての印象も少し変わってくると思います。
講評(宮井氏)
紅梅を背景に主題の白梅が際立ちます。やはり花と富士山は青空と適度の雲の組み合わせが似合うようです。ほのかな梅の花の香りが風に乗って感じられるような初春の素晴らしい作品です。
講評(宮井氏)
赤く染まった空の表情が、田植えが終わったばかりの水面への写りこみが見事です。画面左側にある、芽ぶきまえの立ち木のシルエットがポイントとして効果的です。田植えが終わったあとの水田に、朝焼け、夕焼けの赤い空が水に写り込むさまは年間を通じてなかなか難しいものです。良きシャッターチャンスに恵まれました。
主催/静岡中央銀行 協力/静岡新聞社・静岡放送